遺品から思わぬ宝物。

梅の花がちらほらと見えるようになる2月。
人生を左右されるイベントも目白押しです。
その大切な日に自分がまとう服は
今のご自身にキチンと合うようにしておきたいものです。
リフォームにおもちいただければ、
見違える服もあるもの。
タンスの奥やクローゼットの奥に眠っている服はありませんか。

先日40代の男性がそれはすてきなヴィンテージもののスーツをもっていらっしゃいました。
最近はあまり見ない、深い水色のスリムなスーツです。
生地の雰囲気や仕立て具合、デザインから年期のはいったものだということは判断できました。
お話を聞くと「祖父の遺品」であるとのこと。
お祖父様の七回忌を迎える前に、お祖母様から譲り受けられたとのことです。

お祖父様の若い頃のお写真を拝見したときに
自分にそっくりであること、体型やサイズも似ているということに気づかれて。
物心ついたときには病気でほとんど寝てばかりいたお祖父様とはまったくイメージが違っていて
その服装がかっこいいと思ったこと。
なんとなく怖いイメージがあって、お祖父様のベッドにはあまり近づかなかった幼少期
病院に入院されてからもなかなか訪ねなかったとのこと。
亡くなる前に奥さんとなる彼女を紹介できなかったこと。
若い頃の写真をみながらでももっと会話を持てばよかったと思ったこと。
色々語っていただきました。

お祖母様を介して、そのお祖父様の遺品から宝物を頂いたということで
リフォームに着ていただいたのです。
とても感動させられました。

裏地を確認させて貰い、オーダースーツであることを確認。
一度着ていただいて、再度ご自身がイメージする完成系、どこをリフォームしたいかを伝えていただきました。
素敵なお祖父様の宝物、丁寧にリフォームさせていただいております。

日本人の7割

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

今年はとても気持ちの良い天候に恵まれたお正月でしたね。
一年の計は元旦にありにありといいますが
この天気のように晴れやかな一年になりますことを祈ります。

そうそうお正月といえば
日本人の7割が「正月太り」を経験している
というデータをご存じでしょうか?
どうしても日本人が太りやすくなってしまうこの時期。
おせち料理やお餅など、おいしくて沢山食べられるものが揃っているから
しかたありませんが・・・。

本日から年末年始の休暇明けとあって
久しぶりに着てみたスーツが入らない
仕事着のウエストがきついという方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

ダイエットすれば良いと思っている方で
2月くらいまでに体重がおちつけばよいですが
中には5月まで体重戻しにかかったり
結局雪だるま的に増えてしまったという方もいらっしゃるでしょう。

もちろんダイエットは大切です。
太りすぎて健康に支障があるようではいけませんからね。
しかし、どうしても着たい服が着れないというと
ストレスでダイエットに支障がきてしまいます。

お気に入りのお洋服は体型に合わせて着ていただきたいものです。
いくらブランド物の高い服でも
お洋服に着られているようでは宝の持ち腐れでしょう。
お客様の依頼に応えられる確かな技術があれば
なかなか一生に一度しか手に入れられないような
高価なお洋服でもリフォームでお客様だけの為のお洋服に仕立て上げる事が出来ます。
ちょっと頭の片隅に置いておいて下さいね。

おしゃれのすきなサンタさん

12月に入り、クリスマスムードも高まってきましたね。
この時期には夢を売る方がリフォームにやってきます。
そう、クリスマスといえばサンタクロース。
街中でサンタクロースの衣装を着用している方はご覧になられますよね?
以前よりはずっとサンタクロースの服装をされている方が増えたと思います。
毎年着用するので、サンタクロースのスーツもリフォームして着用されている方がいらっしゃるんです。
そうそう、サンタクロースがスーツをリフォームするお話があるのをご存じですか?
「おしゃれのすきなサンタさん」です。

もうすぐクリスマスというある日、サンタさんはクリスマスの準備をするためにタンスをあけてみます。
ところが同じ赤い服ばかりで、サイズがきついものやほつれた物、穴が空いているものばかりでどれも着れそうにありません。
そこで新しい服を買いに街にでたサンタさんは色々な洋服屋さんをめぐって、とても素敵なスーツを買うんです。
ところがその新しいスーツを来たサンタさんを見ても、ようせいやトナカイたちには評判が良くありません。
願いごとを伝えに来た子どもたちからも、サンタさんだと気づいてもらえずさんざんでした。
落ち込むサンタさんに奥さんがだまって「サンタさんには赤い服が一番にあっている」ということをそっと伝えます。
それに気づいたサンタさんはようせいやトナカイに「やっぱりクリスマスは赤い服を着る」と伝えるのです。
そんなサンタさんに奥さんがプレゼントをします。
もちろんそれはサイズがぴったりでほつれも穴も汚れてもいない、サンタさんが大好きな赤い服。

その後サンタさんは南の島に奥さんとバカンスに出かけるのですが
その時に着ている服が、サンタさんが落ち込んでしまった赤くないスーツをリフォームした服なんです。
素敵なお話ですよね。

急に寒くなりました

ハロウィンから一夜あけて。
今朝はグッと冷え込みましたね。
北海道では雪かきをしている姿が映像で流れていました。
足もとがハイヒールの方が雪かきをしているところがうつったので急に冷えたのだという事が伝わってくるようでしたね。

冬物をリフォームされる方が急いでほしい旨の連絡をされてきました。
先週からのことを考えると、そんなに急いでいらっしゃらなかったようなのですが、やはり急に寒くなったせいでしょうね。
橫浜は特に海風を受けるので寒さを感じやすいかもしれません。
余裕をもって冬支度をしたいものですが、こう、秋がいつの間にか去ってしまったような気候がやってくると難しいですね。

現在冬物のリフォーム繁忙期なのですが、やはり冬物は虫食いをよくみかけます。
防虫剤を入れたり、クローゼットの空気の入れ換えをしたりと色々対策を講じてみても、良い生地ほど虫も好きなようです。
リペアでもかぎ裂きなどの穴補修が多いですね。
久しぶりに出してきたら、裾がほつれていた、袖口がすり切れていたというのも多いです。

なんだか久しぶりに取り出したスーツがやぼったくて着る気にならないという方もいらっしゃるでしょう。
ひっぱりだしてきても、着たいと思う服は輝いて見えるものです。
どうしてもなんだか違うと感じる場合には、どうぞリフォームで出してみて下さい。
今のご自身に合ったサイズやシルエットになおして差し上げますよ。
本格的に寒くなる前の今、出来るだけ余裕を持ってご依頼下さい。

シャツジャケットへ変身

ハロウィンイベントで秋を知るような日々を送っています。
外は暑いですね。
朝夕は涼しくなってきたので体調を崩されないようにお気を付けて過ごされて下さいね。

最近シャツのリフォームがちらほら目立つ様になってきました。
ほつれやかぎ裂きなんかの修繕ではなく
「シャツジャケットにすることはできますか?」というものです。

「シャツジャケット」はいわゆる羽織ものとして着るシャツのこと。
普通に見慣れているものだと思うのですが
こういったリフォームを依頼される方が求めているのは
テーラードジャケットのようなカッチリした感じの「シャツジャケット」なんです。

シャツの生地でジャケットを作る事によって
カジュアルにもフォーマルにもTPOを選ばず作る事が着用できるんですね。
さらにフランネルシャツやリネンシャツなどを使って暖かみがあるシャツジャケットを仕立てると
これからの季節にも対応出来るというわけです。

橫浜で流行っているんでしょうか。
20代〜30代の男性がめずらしく依頼にいらっしゃいます。
依頼内容もおもしろいことにそれぞれです。
「テーラードジャケットみたいな感じでかっこよくしてほしい」
とふわっと希望を伝えられる方もいれば
前身頃のデザインからボタンホール、裏地からポケットフラップ、はてはネームの刺繍まで
こと細かにオーダーされます。
オーダーメイドの紳士服のお店の店員さんになった気分ですね。

そんなオーダーも増えていますが
やっぱり今の時期はハロウィンの衣装のためのリフォームが多いです。
みなさん秋を楽しんでらっしゃいますね。

ジャケットすり切れてませんか?

秋ですね。
台風もトリッキーな動きをしながら多大な災害をもたらして秋風を呼んできてくれました。
三寒四温といいますから、また寒くなるのにもじわじわと体調を崩しやすい時期が続くのでしょうね。

この時期になるとあわてて裏地のあるジャケットをクローゼットから出される方もいらっしゃると思いますが、ちょっと色あせて見えたりしませんか?
袖口がすり切れていたり、オーダージャケットのはずなのにちょっと苦しい、もしくはぶかぶかになっているなんてこともあるでしょう。

春から夏、夏から秋にかけて着ていたジャケットはその時期の体型の変化もさることながら、着回しがきいて長く着るので、思っている以上にダメージを負っているものです。
急に寒くなったらから、ちょっと今日はこのジャケットを羽織っていこう!
なんていうときもよく見てみて下さいね。

秋の橫浜はアートイベントにあふれています。
今年は橫浜を代表する観光スポットである「橫浜赤レンガ倉庫」のイベント広場で初めて薪能が開催されるそうです。
夕闇に浮かび上がるライトアップされたベイブリッジ。
夜の横浜港を背景に「薪能」が繰り広げられます。
なかなか足を運ぶ機会がない方も多いでしょうから、こういった日本情緒あふれるイベントは素敵ですね。
ロマンチックな雰囲気の中、いつもと違う文化を楽しむのはいかがでしょうか。
秋の雰囲気に合ったジャケットスタイルで出かけるとちょっとかしこまった雰囲気で楽しめると思いますよ。

浴衣のリフォーム

花火大会の時期ですね。
あちこちで大きな花火大会が行われています。

通り雨に降られて良い帯が台無しになってしまった方の染み抜きのご依頼や、
出店で買ったおいしいものをこぼしてしまった方のご依頼もありますが
この時期に多いのが浴衣のリフォームです。

久しぶりに出した浴衣が年齢的にもう合わない
新しい浴衣を購入したから持っていた物をなんとかしたい
子どもにリフォームしてあげたい
など理由は様々です。

サイズにもよりますが、ワンピースとブラウス、小物が1枚の浴衣で作れます。
小さな子どもさんだったら3着いけますね。

いわゆる木綿のワンピースは涼しげでいいですよ。
部屋着としては最高ですし、もちろん外に着ていくのも素敵です。
男性用のアロハシャツのご依頼も意外とあるんですよ。
浴衣の柄にもよりますが、若い方でも紺や白を基調とした浴衣をお持ちの方が多いので、一点物のオーダーシャツとして喜んでいただけます。
男性には作務衣風のパジャマや甚平も人気です。

浴衣のままだったら着るのに腰紐や帯が必要ですし、着崩れの心配もありますが
シャツやワンピースに生まれ変わればさらっと着る事が出来るので
これからも色々なデザインで提案していければと思います。
なにより安価で浴衣が手に入るようになっているので
いくつも浴衣をお持ちの方がいらっしゃるのが要因でしょうね。

昔ながらの定番の柄もありますが、
そこはやはり色々と流行が毎年変わるようです。
以前は小さな子供用しかなかった
セパレートの浴衣もあるようですし
そういったものにリフォームしていくのも楽しいですね。

かわいいリフォーム

春先もちょこちょこと服のリフォームの仕事が入っていましたが
夏場はちょっと落ち着きます。
そしてやってくる秋冬。
ここがリフォームが増えるんです。
大人ではなくお子さんの。
お子さんは夏に成長するらしくて、たとえば夏の初めに買いまくった95センチの服はほぼ着なかったのに、その後冬場に買った110センチの服はかなり長く着ている、なんてことがあるようです。
Tシャツなんかはすぐにぴちぴちになってしまいますし、ハーフパンツもすぐにかわいそうなことになってしまうんですよね。

そこでお父さんお母さんの着られなくなった服のリフォームを頼まれるのです。
お父さんのハーフパンツを詰めて、お子さんの長ズボンにしたり
お母さんのお気に入りのTシャツをお子さんのサイズにリフォームしたり。
なかなか楽しいですよ。
お子さんが試着する際には、お気に入りの服であればあるほど感動して頂けます。
お子さん以上に嬉しそうなお父さんお母さんの笑顔が本当に嬉しいですね。
ご両親がいつも着ていたものだということがわかるお子さんも嬉しそうですしね。
リフォームしがいがあるというものです。

同様に着物のリフォームも、持ち主のワンピースやトップス、小物を依頼する方はもちろん、お子さんへの服の依頼も入るようになりました。
和を連想させる装飾に触れて、感性や考え方が変わってきているのかも知れませんね。
着物を持っている方は大分減ってきているので、こういった形でも和柄や着物が人の目に触れるのはよいことだと思います。

麻のシャツのリフォーム

麻のシャツを着ている方を見かけるようになりました。
もう夏ですね。
麻のシャツは見た目はふんわりしていて
手触りはさらっとしています。
ひんやりした感じが夏にはもってこいのものです。
ただ、普通に洗濯して普通に干すと
どうしても素材のせいで色落ちしたり縮んでしまったりします。
よく知られているのが麻のシャツはシワがよりやすいということでしょうか。
最近はファストファッションのお店などでも手軽に手に入るようになったので
気に入って着られている方も多いようです。

先日お客様が麻のシャツのリフォームにいらっしゃいました。
とても気に入っているシャツということで
くたっとした感じが風合いを感じさせ、
お気に入りの大事に着ているシャツなのだということが伝わってくる一品でした。

かぎ裂きが出来ていて、楕円形の穴が空いていました。
「なんとか目立たないようにしてほしい」
とお客様。
袖の方だったので、目立たなくすることは出来るとお伝えしました。

聞けば昨年買ったばかりだけれど、
気安いし着心地いいしでかなり着ていたとのことでした。
麻の素材だというだけでなく、夏場にちょうどよい素材ののシャツは
よほど気に入っているか、オーダーシャツなど値の張るものでなければ
リフォームせずに捨ててしまう方も多いでしょう。
特に夏は汗染みも出来たりしますし、麻素材のシャツは優しく洗って陰干しする必要があります。

それにも関わらずこうしてリフォームしてまた着て頂けるなんて
この麻のシャツも幸せですね。

ちょっと心配になります

5月病という言葉がありますね。
ゴールデンウィークの長い連休明けに職場に行きたくなくなったり
モチベーションが落ちてしまったり。
なんだかスッキリしない、そんな状態です。

新しい環境に慣れるために頑張ってきた4月。
駆け抜けた時間を受け止めるように迎えてくれる5月の連休は良くも悪くも自分と向き合う時間をくれるようです。
新しい環境に結局慣れることが出来なかったり、忙しさが一段落したために蓄積した疲れがどっとでたり。
夏に向かってがんばろうという気持ちをご自身でもたれて、笑顔で仕事への気持ちを吐露して下さるお客様もいらっしゃいますが、中には内にこもってしまうお客様もいらっしゃいます。

お店にいらっしゃったばかりでもうちょっと心配になるような顔色をされていたお客様。
新しい環境の変化によるストレスで、ここ一ヶ月で体重が激減されたことから、身体にぴったりだったオーダースーツがご本人が「みっともない」と形容されるほどゆったりになっておりました。
スーツの柄や手触り、デザインは気に入っているので、リフォームで詰めて頂きたいというご依頼をいただきました。

気持ちが浮上して、体調が戻ってくれば、またベストの頃の体型に戻られるのではないかと思い、それを考慮してリフォームさせていただこうと依頼を受けながら考えておりました。

最近は心が繊細な方が増えているような気がします。
リフォームいただいたお客様のスーツを再度リフォーム依頼いただけるよう、心の中で応援させて頂いております。